2010年12月9日木曜日

68. 留学生の移り変わり

多くの留学生は1年から長くても3年もすると学業を終えて帰国します。そんな訳で親しくお付き合いをする仲間達も年々変化して行くのです。親しくお付き合いをしていた先輩や同期の友人が一人二人と去ってゆくのは寂しいものですが同時に新しい後輩達が入って来るので又新しい出会いが始まります。

日令丸で一緒にアメリカに渡ったR子さんがジョンホプキンズ病院での研修を終えて帰国することになったとの連絡を受けたのはこの頃でした。シアトル経由で帰国するので会いたいとのことでしたので早速ホストファミリーのアンに相談しました。家に泊まってもらえばよいと言ってくれたのです。飛行場に迎えに行くと彼女は明るい笑顔で降りてきました。何か垢抜けた感じがして眩しいようでした。

その夜、アンの家で留学中に訪れたいろいろの町のスライド写真を映写しながら慣れた英語で積極的に解説をして見せてくれました。船でご一緒したときにはおとなしそうに見えた彼女もアメリカでいろいろな経験をし逞しくなったみたいで私も嬉しくなりました。アンも彼女を好きになったようで素晴らしい女性だと言っていました。

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