2010年12月9日木曜日

70. JさんとTさんの婚約

Tさんには日系二世の方と結婚してシアトルに住んでいたお姉さんがみえました。 Tさんはそのお姉さんの家から大学に通っていました。 Tさんと親しくなってからはJさんと良くそのお宅に遊びにお邪魔したものです。 時には大勢の日本人留学生達を招いてパーティーを開いて下さったこともあります。日本領事宅での家庭教師の仕事が終わった後、私にとってはTさんのお姉さん宅は美味しい日本食をいただける楽しい憩いの場所となっていました。当時お邪魔しては懐かしい日本のレコードを聞かせていただくのも楽しみでした。西田佐知子の「アカシヤの雨がやむとき」や鶴田浩二の「好きだった」等々のレコードを繰り返し聴いては日本を思い出したものでした。

冬になるとTさんのお姉さんご夫妻とJさん、そしてS子を交えて一緒に良くスキーにも出かけました。こういったお付き合いが何ヶ月か続いた後JさんとTさんが婚約することになります。そしてお二人の出会いの時から知っていた私は結婚式でベストマンになってほしいと頼まれたのです。二つ返事で「喜んでお引き受けしましょう」と言ったもののベストマンなるものがどんなものか知りませんでした。

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