2010年6月14日月曜日

14.人食い人種と相部屋となる

オリエンテーションプログラムも終わりに近づくと留学生全員が大学の寮生活を一日体験させられます。どういうわけか私が泊まったのは女子寮でした。といっても残念ながら女子学生は休暇中だからか又は留学生のためにその日だけ追い出されたのか判りませんが体験プログラムを説明してくれた女子学生以外一人として残っていませんでした。全員で寮内を見学した後食堂に集まり食事をし、二人一組となりそれぞれ割り当てられた部屋に入って夜を迎えます。各部屋には二段式ベッドが用意されており相棒は上そして私は下段に休むことになりました。相棒はアフリカのケニアから来たという黒人留学生でした。住んでいた村から何十時間も歩いて選考試験を受けに行ったのだと言います。2000人から一人選ばれたとも言っていました。話を聞いている分にはいいのですが面と向かって顔を見るといけません。とても怖いのです。ターザン映画に出てくる人食人種そのもので夜中に食われてしまうのではないかと心配になってくるのです。

学術的には正確な分類ではありませんが黒人と言えば私はミクロネシア系、ポリネシア系そしてメラネシア系が思い浮かびます。ミクロネシア系は身体も小柄で日本人が日焼けして黒くなったような感じです。又ポリネシア系は小錦のように身体は大きいが愛嬌があって親しみが持てます。ところがメラネシア系は皮膚の色が青黒く顔もいかついのが多いのです。歯だけは真っ白で暗闇ではやたらと白い歯が目立ちます。件の相棒が上のベッドから身を乗り出して私を覗き込み「Good Night」と言った時背筋に冷たいものが走りました。暗闇に真っ白な歯だけが見えたのです。表情が黒くて読めないのがいけません。よりによってターザン映画の人食い人種と同室になるとは。今はおとなしいが夜中に気が変わって襲って来るのではないだろうか? かなり長い時間ね付かれませんでした。

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