自動車はホストファミリーのミセス・デービッドソンの友達から200ドルで購入しました。車は1957年製のアメリカンフォードで色は濃紺で全体に丸っこい形をしていました。運転席から前を見ると大きなずんぐりしたボネットが見えバスを運転しているような感じがします。日本で乗っていたダットサンが小さかったので特に大きく感じたのかもしれません。この車がものすごい代物だったのです。
ボネットのヒンジが片方壊れていてエンジンルームをチェックする時ボネットを開くのに苦労します。助手席の座席は磨り減ってぽっくり穴の開いたように凹んでいます。又、助手席側のドアは壊れていていつも紐でくくって走行中に開かないようにしている必要がありました。サイドブレーキは壊れていて使えません。おかげでサンフランシスコに似て坂道の多いシアトルのダウンタウンでは赤信号に出会うとアクセルとクラッチをたくみに操りバランスをとって停止状態を保つ必要がありました。おかげで数ヶ月も経つとクラッチワークが上手くなりました。
またマフラーも穴だらけで物凄い爆音をたて火花を散らせて走りました。こんなぼろ車を使えたのはワシントン州であったからでした。アメリカはまさに合衆国で州によって法律も異なりワシントン州は車検の制度がなかったのです。そんなわけで古い車も多く走っていました。アメリカ人の一人の友人は1936年製のアンティーク車に乗っていました。しかしながら私の1957年製フォードほどのぼろ車はあまりお目にかかったことがありませんでした。
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