2010年6月30日水曜日

29.奨学金にチャレンジ

12月になって秋の学期も終わり成績が出ました。数学が2科目とも「A」でしたが肝心の物理の2科目は両方とも「B」でした。従ってGPAは3.5です。物理はちょっと背伸びして実力以上のクラスに編入してしまったみたいです。最初の学期ですからまあまあと言えない事はないのですがこれでは将来の計画が狂いそうです。そんな時、留学生支援事務所のジーナから留学生向けのScholarship (奨学金)があるから応募してみたらと言われました。

奨学金などは学業が飛びぬけた生徒のみがもらえると思っていましたのでしり込みしていると「駄目もと」だから応募してみなさいと言ってアプリケーションフォームを渡されたのです。半年先からの留学費の工面に頭を悩ませていたものですから素直に応募してみることにして書類をジーナに提出しました。数日後、銀行から電話が掛かってきました。「あなたの口座に1万2千ドル入金がありました」というのです。どう考えてもありえない話です。親に仕送りを頼んでいませんし、そんな大金が家にあるわけがありません。 奨学金だって生徒に直接支払われるわけではなく大学に支払われて生徒の授業料が免除になるだけです。「何かの間違いだと思うので良く調べてほしい」と言っても銀行側は「間違いないの一点張り」です。

私はアメリカの銀行を全く信用していませんでした。下宿が決まってすぐに大学近くの銀行に自分の口座を開いたのです。通帳を開いてみると計算間違いが見つかったのです。担当したテラー(銀行の窓口出納係)に言うと誤りを認めすぐに修正はしてくれたのですが一言の謝りもないのです。日本の銀行だったらまず考えられないことです。やはり今回も翌日になって電話が掛かってきました。「昨日の入金は間違いでした」とそれだけです。

さて、肝心の奨学金の方は二週間ほどして事務局からの手紙が届きました。「I regret to inform you ・・」で始まる文でした。要するに審査委員会は私への次学期の奨学金支給を見合わせたと言うのです。もともとあまり当てにしていなかったのでそれほどショックはありませんでした。ジーナに告げると「今回は見送られたけれど成績が悪いと言うことではなくあなたがこの成績を持続できるかどうかもう一学期みたいと言うのが審査委員会の意見だったのよ」と教えてくれました。この留学生を対象とした奨学金制度は国別にQuota(割り当て)が決まっているので応募者の少ない日本の場合は良い成績さえ残せば比較的楽に獲得できることも教えてくれたのです。競争の激しい台湾の場合などはオール「A」でも取らないといけないようでした。それが事実ならば冬学期でよい成績をキープできるように頑張ればいいので悲観することはありません。

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