10月に入り数学のクラスで最初の試験がありました。結果は100点満点の90点でそのクラスでダントツのトップでした。 90点と言っても10点減点されたわけではなく英語での試験は始めてのことだったので問題を理解するのに慎重になりすぎ時間をなくしたためでした。手を付けた問題はすべて出来ていましたので実質満点のようなものです。クラスの平均点は28点でしたのでクラスの皆からは「Kill’m!」、Kill’m](Kill himのことで「やっちまえ!やっちまえ!」ということで、ブーイングの一種)と盛んにと野次られました。
翌日その科目担当のテーラー教授から呼び出しが掛かりました。 教授の前に座ると「I’ve got a hunch that ・・」で始まる一種の尋問が始まりました。「君は既に同じコースを日本で取っていたのではないかね?」と。出来すぎだと言われるのでした。「いや日本で同じコースは取っていません。今回の試験範囲の内容はこちらで習ったのがはじめてです。」と答えるとそうかそれでは仕方がないと認めてくれました。
なぜ留学生がダントツの成績を取ったのが問題なのかは後ほど判って来ました。ワシントン大学で私のとった数学、物理、語学等のクラスは大体20名から25名の受講生であり各クラスで評価Aを取れるのは2~3名まででした。日本では絶対評価が多く一部の教授はクラスの半数ぐらいの生徒に優(A)を与えることもあるようですがワシントン大の少なくとも私が取ったクラスでは相対評価で採点されAを取るのは結構難しいことだったのです。評価がAになるか、Bになるか又はCになるかは学生にとって大変な関心事なのでした。 評価は各自のGPAに反映されそれが奨学金獲得や大学院で希望科目の専攻が認められるか等の判定に使われるからです。
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