2010年6月7日月曜日

7. 航海中の日々

波の穏やかな日はデッキで昼寝をしたり、ゴルフボールを打ったりして時間をつぶしました。私の船室と同じ階には通信室がありました。 通信長の江本さんは外部との通信をモールス信号でツートン、ツートンと叩いています。 紙切れに電文を書いて持って行くと快く電報を打ってくれました。 四六時中通信をしている訳ではないので時間を見計らっては江本さんを訪ねるのが我々の日課のようになっていました。話のうまい江本さんの諸外国での経験談には夢をかりたてられたものです。通信長はギターが上手でいろいろなジャンルの曲を奏でては我々を楽しませてくれました。部屋にはいろいろな音楽テープが置いてありました。 最初の日に耳にしたあの琴の音もそのうちの一つだったようです。 

デッキに出て海を眺めていると目の前をビュンビュン横切って飛んでゆく魚があります。トビウオでした。優に50・60メートルは空中を飛んで行きます。 何十匹という数のトビウオが早さを競うように船首に向かって飛んで行くのは見ごたえがありました。食事は船長や上級船員と一緒であったせいか結構豪華でした。ビフテキや豚カツ、天ぷら等々で毎日違う料理が出て来てグルメではない私には十分満足のいくものでした。

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