2010年7月29日木曜日

51.スタッグ・パーティーとブルーフィルム

スタッグ・パーティー(バッチェラー パーティーとも言う)とはもうすぐ花婿になる人とその男友達だけが集まり独身生活を惜しんで羽目をはずすパーティーです。私にプライス家のハウスボーイを譲ってくれたM先輩も結婚を控えてスタッグ・パーティーを開きました。勿論、最初は飲み会から始まりますが宴もたけなわとなるとブルーフィルムの上映が始まります。

ブルーフィルムとはポルノ映画であり今で言えばAVビデオにあたります。当時はビデオなど無く映写機で写す8ミリ映画をブルーフィルムと呼んでいました。私はブルーフィルムなる言葉は知っていましたが一度も見たことはありませんでした。部屋の壁に写された映像は白黒で決して鮮明なものではありませんでしたが生まれて初めて見るブルーフィルムの画像は今でも鮮明に覚えています。何でも警察から回ってきたものだと言うことでした。警察が押収したポルノは凄いのが多いよとは弁護士をやっていた義兄がよく言っていましたがなるほどと思って感心したものです。

スタッグ・パーティーは結婚式でベストマン(新郎の世話人代表)をする人が手配することになっているそうですが後に親友のベストマンをやることになった私にはそんなブルーフィルムを手配することは出来ませんでした。

スタッグ・パーティーがあって暫くするとM先輩の結婚式に招かれました。教会での厳かな式が終わると新郎新婦は車に乗って会場を後にします。その車にはアメリカ映画でよく見るように幾つもの空き缶が紐で繋がれ車が動き出すと引っ張られていてがらんごろんと音を立てるのでした。これを見た時、ああ、アメリカだなと思ったものです。

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